NY検事局
NIGHT FALLS OF MANHATTAN
監督:シドニー・ルメット
| 出演: | アンディ・ガルシア(ショーン・ケイシー)/リナ・オリン(ペギー) |
| リチャード・ドレイファス(サム・ヴィゴダ)/イアン・ホルム(リアム) | |
| ロン・リーブマン/ジェームズ・ガンドルフィーニ/ポール・ギルフォイル |
| ST: | 原作−ロバート・デイリー/脚本−シドニー・ルメット |
| 撮影−デヴィッド・ワトキン/編集−サム・オスティーン | |
| 音楽−マーク・アイシャム、ウィントン・マルサリス | |
| 美術−フィリップ・ローゼンバーグ/衣裳―ジョセフ・G・アウリシ | |
| 製作−ジョッシュ・クレイマー、トム・マウント、ジョン・H・スターク |
製作年:1996年/時間:113分
製作:スペリング・フィルム=マウント・クレイマー・プロ/パラマウント/配給:ギャガ
媒体:VIDEO/DVD(パイオニアLDC)
備考:ヴィスタ/ドルビーSR
新人検事補ショーンが世間の注目を集める事件の担当に抜擢され、地方検事職候補に推薦されて出世していくが、警察内部の捜査が始まって実父の刑事リアムにも汚職疑惑が…という社会派作品。理想に燃える主人公が、法曹界のパワーゲームの現実や、法と個人との間で揺れる姿を描き、シドニー・ルメット監督ならではのソツのないつくりに加え、アンディの好演が堪能できる作品になっている。
このところ作品自体の出来ではあたりそこねが続いていたルメットにとってもアンディにとっても、久々のジャスト・ミートという感じ。主人公ショーンの“法”のとらえ方と個人としての葛藤、敵対する辣腕弁護士ヴィゴダやその部下ペギーとの恋、そして父やその同僚との関係など人間模様を盛り込みながら明確なテーマを打ち出していく。硬派作品だけれど、観やすいつくりだと思えた。冷静に見れば、あまりにトントン拍子だったりできすぎだったりする部分もあるけれど、これだけ面白く観られたからいいや、という気分になってしまう。
アンディのハマり方は文句ナシ、めいっぱい輝いている。正しいだけのスーパーヒーローではなく、等身大の人間としての優しさや脆さも見せてくれるし、法廷シーンのステキさったらありません。奥ゆきある人間像になったのも彼ならでは!ドレイファスはどちらかというとゲストっぽい出演でしたが、なるほどのキャラクターだし、イアン・ホルムも良い味だしていた。ファンの欲目抜きにしてもホントよかった〜!と思える1本。(15 Nov 1997)