会場で無料配布される右のパンフレットには写真ナシで、キャスト20人とスタッフの略歴のみの掲載でした。National Actors Theaterの会報といった感じです。
ブレヒトの戯曲を30年代シカゴのギャング抗争に翻案した二部構成のお芝居。アルがタイトルロールを演じていますが、へろへろしたボスという感じ。やがては政界進出をもくろみ、俳優に演説指南を仰いで笑いをとったりしてくれます。クライマックスでは大演説をタップリと聞かせて貰え、イッキにそれをひっくり返してスコーンと終わるので余韻が残ります。
10月11、12、13日の3日連続で観賞することが出来ました。1日目は2回席舞台に向かって左側の5列目あたりでしたが、それでも肉眼でアルの表情が見えるくらいの500人規模?の劇場でした。ナナメ上から覗き込む感じでしたが、アルをはじめスクリーンで慣れ親しんできた俳優さん達がすぐそこで、ナマで動いている…という感慨にひたってしまいました。マイクを使うシーンもあるものの、生の声でかなりの声量なのにも、これが本場の舞台というものかとただ感心。とはいえ、アメリカ人でも聞き取れない箇所が多かったり、前半がトロめで睡魔に襲われがちだった…というハナシを休憩時間に耳にしました。
2日目は1階の前から8列目の左側、3日目は同じく7列目の右側、とそれぞれ違ったアングルから観られたのもオイシイところでした。左側のほうが舞台全体を見渡せる構成なのですが、右側だとよりアルの立ち位置に近くなるのがメリット。幕をスクリーンにして映像を使うシーンもあるので、中央がイチバンなのは確かでしょうけれど…
定刻ぴったりの開演とはなりませんでしたが、場内が明るいうちに上手のドアからキャストの一人(Ajay Naidu)が出てきて舞台のソデに座り込んでお客さんと話したりして、彼が舞台中央に出てきくるとスタート。3日目は右側の席だったし構成が判っていたこともあって、彼を凝視していたら、目が合ってしまいました。こちらに向かって手を振ってくれたのでオタオタしていたら"キミだよ"みたいに小さく指差されて舞い上がりまくり。いい記念になりましたが、咄嗟の場合の自分のリアクションには修行不足を痛感。
どちらかといえば絶叫芝居型だったので、ツバが飛び交う舞台かも。舞台に置かれた赤い革張り椅子が『ゴッドファーザー』を彷彿とさせたり、アルの毛皮コートに『フェイク』を連想したり。後半の扮装は、あ〜この役もハマってしまいそう…と勝手に納得したくなる実在人物をなぞっていたりして。巨漢グッドマンやパルミンテリと並ぶとアルの小柄さも目立ちますが、存在感の大きさに圧倒されるのは舞台でも一緒でした。カーテンコールではうってかわって温和なお茶目さをふりまくアルに愛しさ倍増!アル中をタップリ悪化させることになりました。
アルとの接近遭遇はかないませんでしたが、縁起ものということでチャズ・パルミンテリのサインにもリンクしておきます。
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★上演時の紹介 2002年10月4日〜26日(休演日あり)、NYで“The Resistible Rise of Arturo Ui”が上演されます。11月まで追加公演もあるようです。 CITY HALL前にあるPACE UNIVERSITYのMichael Schimmel Center for the Artsにて、平日はPM7:30、日曜はPM3:00開演。出演はアルのほか、チャールズ・ダーニング、ジョン・グッドマン、スティーヴ・ブシェーミ、チャズ・パルミンテリなど。 チケットは電話受付のみで、日本からの国際電話は001-1-212-239-6280。日本語スタッフもいますが、念のためクレジットカードの他に、自分の住所氏名をローマ字書きしたメモを用意しておくと役に立ちそう。チケットは100ドルですが手数料やTAXが加算されるかも。受付番号を教えられ、申し込みに使ったクレジットカードを劇場の窓口で提示してチケット引き換えとなります。意外に時間がかかるので前もって受け取るか、当日なら早めに並んだほうが良さそうです。 カオリ〜ナさん&なつなつさんの情報提供に感謝っ! |