それから
監督:森田芳光
高等遊民の代助は、親友の妻三千代への想いと友情との板挟みに悩むが…文豪の小説の映画化は難しい挑戦だが、エッセンスを抽出しながら上手く映像化していたようにと思える。時折、挿入されるイメージショットもきいていて、赤い影が印象的。
明治時代だけに、不倫といってもストイックでプラトニック。百合を抱えた古風な藤谷の清らかさはプッツン女優の汚名返上ものだったし、小林のキャラクター作り、それらを受ける優作がまた良かった!あの笠智衆が、底意地の悪い表情を見せるのも珍しい。(3 Dec 1985)