ア・ホーマンス
記憶も過去も持たない男「風」が暴力団抗争に関わる。劇画を原作とするSFであり、無機質なタッチで描かれていく。監督降板のトラブルから優作自らがメガホンをとった初監督作品。未熟さはあるが、実験的カメラワークは評価したい。
ARBのヴォーカリスト石橋凌を俳優として起用したのをはじめ、なかなかユニークなキャストで固めてある。素材が『ターミネーター』っぽくて損した感じだったが、映画にコダわる優作ワールドになっている。パクったわけではなく、それらの作品を観たことがなかったのにたまたま似ていたというのはけっこうスゴイかも。最初で最後の監督作になってしまったのが本当に残念。(31 Oct 1986)
このタイトルがずっと気になっていたのだが、原作『あ・ホーマンス』は「あほう」+「パフォーマンス」の意味だったため、「ア」に変えることによって「HOME」+「HUMAN」の意味合いを持たせた…ということがインタビュー記事から判明してスッキリ〜!(Special thanks to BJ)