嵐が丘
監督:吉田喜重
荒神が嶽と呼ばれる火山のふもと、火の神をまつる山部一族の当主が孤児を連れ帰る。当主の娘・絹は共に成長した鬼丸を慕うようになるが…エミリ・ブロンテの古典を鎌倉時代末期〜室町時代にかけての日本を舞台に翻案した異色時代劇。
ヒースの丘を日本に置き換えるのに「能」を取り入れるというアイディアは良かったが情念が違う方向に行ってしまった感じで、消化不良になってしまった。妖しい世界になっていたけれど肝心の人間ドラマが置き去りになってしまったような…
優作の野生味と狂気を堪能させて貰えるが、空回り気味の空しさが残ってしまった。(11/21/1988)