ブラック・レイン
BLACK RAIN

監督:リドリー・スコット
出演:マイケル・ダグラス(ニック)アンディ・ガルシア(チャーリー)
高倉健(松本正博)松田優作(佐藤浩史)/若山富三郎(菅井)/神山繁
ケイト・キャプショー/内田裕也/安岡力也/小野みゆき/ガッツ石松
ST:脚本−クレイグ・ボロディン、ウォーレン・ルイス/撮影−ヤン・デ・ボン
音楽−ハンス・ジマー/美術−ジョン・J・ムーア、ハーマン・F・ジマーマン
編集−トム・ロルフ/衣裳−エレン・ミロイニック
製作−スタンリー・R・ジョフィ、シェリー・ランシング、マイケル・ダグラス

製作年:1989年/アメリカ

時間:125分

製作:ジョフィ=ランシング・プロ/配給:パラマウント=UIP

媒体:VIDEO(CIC)/LD/DVD

備考:ヴィスタ/ドルビー/松田優作の遺作


護送して来た殺人犯・佐藤に逃げられたN.Y.市警のニックとチャーリーは、大阪府警の松本の協力を得、異国の混沌の中で捜査を開始するが…日本の俳優が起用され、大阪でロケが行われた話題作。『ブレードランナー』を独特の映像感覚で魅せたR・スコットの手にかかると、大阪も近未来的な不思議な世界になってしまう。あくまでも外国人の目を通した描き方なので、欠点はあるものの映像的にはユニークに仕上がっているし、カルチャーギャップも浮かび上がって来る。

あの健サンにレイ・チャールズを歌わせちゃうというのは凄いし、外国人がイメージする日本人像として高く評価されたそうな。ダグラスの陰とガルシアの陽のコンビネーションも良い味がある。しかし優作の静かな中でギラギラした凄味は恐ろしいまでの迫力があり完全に場をさらってくれる。迫真のアクションはもちろんのこと、エキゾチシズムを漂わせた静かな凶暴さ、激情の瞬発力、どれを取っても第一級という演技を見せてくれた。

製作発表の席で、優作が大スターM・ダグラスよりも「尊敬するアンディ・ガルシアさんと共演できて嬉しい」とコメントし、アンディがいたく感動して撮影中には大親友になっていたというエピソードがある。山口猛さんの著書『松田優作/炎静かに』はこの作品の進行が詳しくルポされている必読モノ!

劇場公開中に伝えられた訃報の衝撃の大きさは忘れられない。合掌!(Nov.3,1989)

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